石井聰亙監督爆裂サイン会&CTR狂い咲きサンダーロードLive

本日はタワーレコードでイベントがあったので参加してきた。
石井聰亙監督のDVD-BOX発売に合わせた全国サイン会ツアーのラストが札幌はPIVOTのタワーレコードで行われた。

自分はのほほんとDVD-BOXにサイン入れてもらおうと会場に行ったのだが、会場はモジモジした映画好きが一杯来てるのかな?なんて思っていたら、ウヒョーでギョエーな感じのパンクスな兄貴達の集会場と化していた。モヒカン、鼻ピアス、トゲトゲジャンバー。レコード店の中とは思えない異様な空間に、オタクですいません・・・みたいな感じで、その場にいましたよ。

あぁ、コレがトーク前に演奏するバンドの感じなんだな。いい席でトークは聞きたいけど、ライブでノリノリになってハジけることは出来ねーなー(やったこと無いんで)。そんな奴が一番前のいい場所にいたら、パンクスの皆さんに悪いなーと思って会場の真ん中ぐらいにいた。


するとですね。司会の人が込んで来たので前のほうに詰めて下さいというわけですよ。そんなわけで詰め詰めしてると、一番前になっちゃいましたよ。ヤベー。


で、時間になり、CTR狂い咲きサンダーロードの皆さんの演奏が始まってしまった。マジヤベー!どうやってノったらいいんだよ!と思っている内に、脇にいたパンクスの皆さんが割り込んできて、自分の前に立ってくれたんで、ちょっとホッとしたその瞬間!!!!


ボーカルの人が「俺、ギター引けんとや」と言って


ギターをTVに向かって、叩き付ける!
他のメンバーもギターをTVに向かって叩き付ける!
飛び散る破片!自分のズボンにもガラスの粒が刺さる!
さらに叩き付ける!振り回す!観客層全!

「何が前に詰めて下さいだよ!結局皆後退してるよ!」と心の中で叫ぶ!

なぜか、そのうちハンマーとチェーンソーも登場。自分の目の前でチェーンソーが振り回される!血が騒ぐ!心躍る!

三台のTVと三本のギターが破壊しつくされ跡形もなくなった頃、演奏は終わった。


感動した!パンクスって凄ぇぇぇええぇぇぇぇえええぇぇぇえぇぇぇぇぇえ!!



つまりアレだね。一番前に立ってくれたパンクスの方は、メンバーの知り合いで危険を避ける為に一番前に立ってくれたと思うのだが、途中からそのパンクスの人もどっかに行っちゃって、自分の目の前でチェーンソーが振り回された時は笑うしかなかったよ!

だけどコレかなりヤバイよねー!無許可でしょどう考えても。タワレコのスタッフさんも顔が引きつって、苦笑いしていたよ!本当にいいもん見せてもらいました!もう二度と出来ないでしょコレは!


このあとは、狂い咲きサンダーロードと石井監督のトークセッション。もちろんこのバンドは、石井監督の映画名を引用しているわけだが、会うのは今日が初めてだったそうだ。石井監督がライブの様子を見て「因果応報だね」と。自分の映画で育った人の在り様を見たというようなことをおっしゃっていたね。

ちなみにバンドの方が言うには当時悪い連中が集まって「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市」「逆噴射家族」の三本立てを見るのが日常だったそうだ。すげー三本立て!


だけど、バンドはこういうライブで、監督は映画で、情熱や怒りを噴出させているのが羨ましい。自分も表現欲みたいのはあるけど、なかなか出来ないし、どうやっていいのか解らん節もある。監督の映画を見てボルテージは高まるばかりだ。いつか噴出できる日が来るだろうか。


で、最後にサイン会が行われた。DVD-BOXの箱にサインを入れてもらう。爆走してる感じのサインでカックいい。
いつもは全員のサインが終わって、ゲストの方が退場するまで会場に残るんだけど、今日は早々に帰った。


だって、さっきまであんなにカッコ良かったパンクスの兄貴達が、TVやギターの破片のゴミ拾いするのを見たくなかったから・・・


石井監督のトークより、サインより、狂い咲きサンダーロード、そしてチェーンソーの音が記憶に残る一日であった。

魔法のiらんど