水野晴郎先生、さようなら

閣下こと水野晴郎先生が亡くなられた。水野先生との思い出を振り返って追悼にかえたい。


最近の印象から「シベ超」の人のイメージが強いけど、
やっぱり、「金曜ロードショー」の人でもあるわけで、TVでしか映画を見ないまだ小さい自分に映画を教えてくれた人だ。
なぜか、その時から、淀川さんよりも高島忠夫よりも、水野晴郎が好きだった。


どこで聞いた話か忘れたけど、面白くもない映画を紹介しなくちゃならない状況になったから、金曜ロードショーを降板したという逸話はとても印象に残っております。こういうところにも水野先生の映画愛を感じられずにはいられません。


初めて水野先生にお会いしたのは、札幌日劇の閉館記念トークショーでした。上映された映画はベン・ハー
ベン・ハーに興味はなかったけれど、水野先生に会いたくて映画を見に行った。トークショーでは過去の名作や、その回想をお話してくれたように覚えています。
そういえば、この時、はじめてぼんちゃんの存在も知ったんだっけ。


自分の悪い癖でお会いした方の大半はファンになっちゃう性質で、水野先生にも興味を持ってしまい、その後「シベ超」を観てカルトな面白さにハマっていきました。


最後に水野先生にお会いしたのは、ちょうど三年前の「シベ超5」の札幌上映での舞台挨拶でした。
http://d.hatena.ne.jp/zeonic_dragon/20050826/1125066630
(結局2回しかお会いできなかった)


その後も、水野先生の活躍はあちこちで見ることが出来て、サービス精神のある人だよなと益々愛着を感じるようになっていました。
下妻物語しかり、ケータイ刑事しかり・・・。


最後に水野先生のお仕事を見たのは、数か月前に発売された「スパイ道&0093」のDVDコメンタリー。


入退院を繰り返してるのはニュースとかで聞いてたけど、そういう最近のお仕事も見ていたので、突然の訃報に驚きました。


今夜はシベ超を見て、閣下を追悼したいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。