DJ亜星のゆうばり映画祭2012直前！勝手にここが見どころ Vol.2
2004年にゆうばり映画祭に参戦、それ以降この映画祭にはまり、毎年参戦し続けてきた。
今年もあと数日で映画祭がやってくる。かつて2009年に公式ブログに映画祭の魅力を書かせてもらった。その魅力は変わらないが、改めて今年注目の作品を紹介したい。
井口昇監督、ゆうばり連続参戦１０年目
昨年は井口昇監督『電人ザボーガー』が札幌でも公開された。上映劇場は駅直結のオシャレシネコン。自分の中では常に大好きな監督であったが、ついに一般ファンにも名前を知られるようになりメジャー監督の仲間入りかと感慨もひとしおだった。
というか、自分はゆうばりで西村監督と井口監督に出会い、ファンになってずっと活動を追いかけてきた。
そんな井口監督はゆうばり映画祭に参加し続けて１０年目という節目の年になる。間を空けながら定期的にきてくれるゲストはいるが、連続してゆうばりに来てくれてるのは井口監督だけではないだろうか。（西村監督は多忙でとうとう今年は来れない模様、やなぎさわ監督も今年はゲストに入ってない！）
元ゆうばり映画祭スタッフで現在はおならマガジンの発行を行なっている綿野かおりさんが、昨年の映画祭直前に井口昇ゆうばりの軌跡をTwitterでまとめとめてくださったことがあるので引用したい。自分は２００３年の上映だけ参加できてないのが惜しまれる。
http://togetter.com/li/95274
【井口昇とゆうばりファンタ】
『クルシメさん』のオフシアター受賞以降、"とにかく毎年作品をつくってゆうばりに持ってくる"井口監督の姿勢を時代を追ってみてみることで、どういう風に映画祭と関わればよいのか見えてくるのではないかと思い連続でツイートしてみました。
2003年フォーラムシアター『恋する幼虫』 http://bit.ly/fI4PBm
2004年フォーラムシアター『アトピー刑事』 http://bit.ly/gYKLNe
2004年フォーラムシアターで監督作『アトピー刑事』、出演作『スピーカーマン THE BOO』（西村喜廣監督）、オフシアター・出演作『ラッパー慕情』（藤原章監督）http://bit.ly/hQxKJp
2005年フォーラムシアター"昇まつり"『幼虫のはらわた』 http://bit.ly/hgwoTZ
2005年フォーラムシアター出演作『おっぱい星人』（鈴木浩介監督） http://bit.ly/ek2BUv
2006年フォーラムシアター「無礼ボーイズ・カーニバル」（イベント） http://bit.ly/dZnSL9
2007年ゆうばり応援映画祭「おばあちゃんキス」（オムニバス『そんな無茶な！』）※記事がなかったので初日舞台挨拶のものです http://bit.ly/dJLQI2
2008年ゆうばり復活！ミッドナイトスペシャルプログラム『片腕マシンガール』(会場：ホテルシューパロ) http://bit.ly/hJQQSr
2009年ディープコアナイト「西村映造・残酷ナイト！」 http://bit.ly/ghmd6m
2010年フォービデンゾーン「井口＆西村の今年も朝まで怒られナイト！」（吸血少女＆ロボゲイシャDVD発売記念イベント）
そして2011年2/24！映像制作グループ「パバーン」！井口＆西村の今年も朝まで怒られナイト！
そしてそして
2012年2/23 映像制作グループ「パバーン」今年は朝まで褒められナイト！
2012年2/24 『怪談新耳袋 異形』『ゾンビアス』『はらぺこヤマガミくん』
が今年は上映される。
この褒められナイト内で、井口監督がゆうばりと関わるきっかけとなった『恋する幼虫』が再上映されます。DVDも発売済みの作品ですが、ゆうばりで見るのは意味のあることだと思う。
この映画を今回上映するのは10年という節目である以外に、もう一つの意味があるから…。
それは昨年、急逝したしまだゆきやすさんプロデュース作であるということ。しまださんは初期ふんどし隊のメンバーであり、ごく最近2010年にも花くまゆうさく先生の『メカアフロくん』をプロデュースして、もってくるなど自主映画界とゆうばりをつなぐ、とても大切な方だったように思います。その追悼の意味も込めての上映ではないでしょうか。
褒められナイトでは、これ以外の作品もオールナイトで上映されるはずで、いろいろ期待しちゃいますね！あれのスピンオフとか最近の新作短編とか上映されないかしら！？水井真希さんが「水井組」とブログに書いてたのも気になりますね。
何が上映されるかわからない闇鍋状態とハイテンションでぐだぐだなふんどし隊の舞台挨拶も楽しい、ゆうばりだけのイベント。これは見なきゃ損。いや体験しなきゃ損損！！
そして『ゾンビアス』は25日が公開初日。東京よりも1日早く見れちゃいます。というか、25日の朝、井口監督は初日舞台挨拶のために帰ってしまう強行軍らしいです。人気監督は大変！
内容は立派な公式サイトを参照して下さい。
ジャンル映画として最高なのは間違いないですが、今回も井口監督のメッセージが込められた映画になっています。それこそ、スカトロ作品のAV男優・AV監督からキャリアを始め、いろんな経験を経た上で生きてきた監督のメッセージ。震災直後にこれが製作されたというのもなんか感じるものがあります。
そして、綿野さんは必ずおならマガジンでこの映画を取り上げてください！
http://zombieass.jp/
『怪談新耳袋 異形』は今日完成したばかりだとか。
下手すると関係者試写とかより、ゆうばりの方が先の上映になるのでは！？
このタイミングで超最新作を見れるのはゆうばりだけ！！スマイレージ主演！！
最後に昨年の映画祭非公式イベントでの映像を。
井口昇を知らないあなたも井口昇に惹かれてしまうこと間違い無し。
こんな映画監督みたことありますか。
